蔵元日記

2011年03月10日 (木) 今季仕込みの『甑（こしき）倒し』　[佐渡の蔵元日記]　　入力者: 尾畑留美子 今日は佐渡で第4次朱鷺の放鳥が行われ、７羽の朱鷺が佐渡の空に飛び立ちました。 同じ日、当社では今季の仕込みが無事終了したことを祝う「甑倒し」をとりおこなっております。 これは酒蔵にとって一年で一番大きな行事であり、社員全員で杜氏をはじめ蔵人のお祝いをする昔ながらのイベントです。 「甑」とは、酒米を蒸す道具。 お酒の仕込み中は、ほぼ毎日のように早朝大きな音を立てながら、この「甑」が大活躍しているのですが、最後の蒸しが終わったら、この「甑」を倒すことから、仕込みの作業が一段落したということで「甑倒し」と呼んでいます。 会では、社長から工藤杜氏への表彰状の授与などもあり。 珍しく二人とも真面目顔。 加えて嬉しいことに、昨夜は佐渡で酒米「越淡麗」を栽培して下さっている農家の相田さん父子や長原さんもご参加下さいました！ お酒造りは、お米から。 素晴らしいお米を造って下さる皆様がいてこそ、素晴らしいお酒造りが出来ます。 これからはさらに酒米の品質が語られることと感じてもいます。 そんな時代に、素敵な皆さんと一緒に取り組むことが出来るという環境があり、そして今日は私どもの「甑倒し」にご参加頂くことが出来、本当に感激！ さらに社員のみんなには私の両親のお祝いもしてもらい、 なんだか二人とも感激して涙目になってしまってました。 （なぜか、私も感激してしまい・・・） ありがとうございます！ そういえば、両親写真初登場(^^) 明日から新潟に渡り、「酒の陣」の会場準備です。 その合間に今月末に控える北京プロジェクトの打ち合わせもあり・・・。 12日、13日は「酒の陣」で皆様にお逢い出来ますこと、 心より楽しみにしております(^^) ぜひ、お声を掛けて下さいネ！ 　 新しい記事へ　（1/1）　古い記事へ