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蔵元日記

 
  2007年11月12日 (月)
お酒のバランス [佐渡の蔵元日記]  入力者: 尾畑留美子

「良いお酒って、どれ?」と聞かれて困ることがよくあります。
価格のことを言うのか、ブランドのことを言うのか、味わいことを言うのか・・・。
そんな時、いつからか私は「バランスの良いお酒」と答えるようになりました。
私自身、大吟醸のまったりと透明感のあるお酒を少しづつ楽しみたい時もあれば、普通酒を常温ですいすいと飲みたい時、コクのあるお酒をチビリチビリと飲みたい時、などいろいろあります(結局飲むことに変わりはないですが)。
なので、個性豊かなお酒をいろいろと常備しておいて、何本か手をつけては飲み比べることも多い晩酌です。

その中で手が伸びるのが「バランス」の良い酒。やっぱり、その一本のバランスがとても大事だと思うのです。
それをその日の料理や気分、飲みたい温度によって飲み分ける。
「バランス」の良い酒がそろえば、個性も楽しめるのです。

そんな風に思っていたら、知り合いのワインの造り手に「良いワインの条件はハーモニー」と言われ、それも素敵な言葉だな、と感じました。
「バランス」と「ハーモニー」。とても大事な要素です。

私の心にその言葉をメモっていたら、今秋田で酒屋さんを営んでいる大学時代の先輩、三浦基英さんから昨日メールをもらいました。

「日本酒って音楽で言うとJazzみたいなもので、爆発的ヒットってないんだけど、いい耳(舌)を持った固定ファンが がっちりと支えてる”大人な酒”だって思ってる。
Jazzのような決まりきった型に捕らわれない懐の深さが、お酒にはあるように感じるよ。」

ご本人は”酔狂な日本酒論だね”と笑っていますですが、さすが大学時代にビッグバンドでバンドマスターをしていらした三浦さんならではのお言葉。

即興の中にあるバランス感覚や完成度の高さ、決まった答えのない遊び心とマナー。確かに日本酒はそんなジャズのような”大人な酒”かもしれません。

そして飲み手も”聞く耳(利く舌)”を鍛えると、もっと楽しくなる。
本の行間が読めるようになるように、そんな舌や感覚をもっともっと磨いていきたいと思います。

(尾畑留美子)



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

「バランス」
(新潟日報夕刊「晴雨計」 2007年10月24日掲載)

 先日、あるワインの造り手が、「良いワインの条件はハーモニー」とおっしゃいました。まるで音楽を奏でるが如く、それぞれの楽器によるハーモニーの完成度の高さがそのワインの出来を左右するというお話。そういえば、カリフォルニアの有名な高級ワインの名前は、音楽用語で言う「作品番号1」という意味で、一本のワインを交響曲に例えているのだったな、と思い出しました。
 ところで、良い日本酒の条件はと聞かれたら、私は「バランス」と答えています。例えば、香りは控えめで飲み口がすっと通る酒。あるいは香り芳醇で飲み口が重厚な酒。香り、味わい、喉ごしを含めて、その一本のバランスが取れていることが「良い酒」の大事な要素だと思うのです。価格やブランドも大事なことかもしれませんが、一つ一つの酒たちが持つ固有のバランスを理解する感覚を磨くことによって、もっと日本酒の個性を楽しむことができるようになるはずです。一つ一つの音楽がそれぞれのハーモニーを持つように。
 バランスというものは人にも大切な要素で、私自身もできればバランスの良い人間でありたい、と常々思っています。ですが現実はそんなに甘くはなく、身の程を知るにつれ、わが不足ぶりを認識し、深く落ち込むばかりの日々であります。
 一方、その事実に気づけたことはとても幸運なことで、おかげで私は自分の足りないところを補ってくれる家族や仕事仲間、友人の存在に恵まれていることに感謝できます。そして、人と人が協力しあい絶妙なハーモニーを奏でる時、決して一人では生むことのできない素晴らしい「バランス」が誕生するのです。
 いよいよ酒造りの季節。蔵人たちが奏でるハーモニーが、今年はどんなバランスの酒を醸し出すのか、わが不足がちなバランス感覚に磨きをかけつつ、今から楽しみにしています。(終)

Sake and balance
 
 
  2007年11月07日 (水)
旅する地酒〜お隣の国、韓国 [旅する地酒]  入力者: 尾畑留美子
新潟のお隣、韓国にお酒を出しています。

数年前から、日本食屋さんの増加に伴い、日本酒ブームとなっている韓国。新潟のお酒も結構たくさん出ています。
近いこともあってもう何度か足を運んでいるのですが、行くたびに感じるのが、ソウル市内という場所柄もあるのだと思いますが、日本のどこかの街に似ている、ということです。
ここは渋谷、ここは麻布、ここは銀座・・・という具合に、なんだか街のイメージに共通点があります。街ゆく人たち、特に女性は日本人女性と見紛うばかり、みんなファッショナブルです。
さらに、私が行くところが和食関係中心ということもあるのでしょうが、日本語の上手な人が多くて感心します。

そんな韓国とのお付き合いは、もう3〜4年前にさかのぼります。
はじめてソウルに足を踏み入れ、いわゆる日式と呼ばれる居酒屋さんに入ったら、ここは日本か?と思うほどの日本色。
しばらくたって入店してきたカップルは、明らかに韓国の人なのですが、日本語の練習中なのか、ずっと日本語で会話を続けています。
そして、私の後ろのテーブルでは、サラリーマンとOLが会社帰りに
みんなで一杯飲んでる感じ。酔いがまわったのか、一人が一升瓶を抱えて飲みだした様子も、微笑ましい気持ちで眺めていました。

こんな風に見ている限りでは、とっても日本と共通点のある韓国なのですが、話してみると随分違うんですよね。それがおもしろい。
韓国の人に真野鶴を飲んでもらいたい、と思ったきっかけです。
その後、おかげさまで出荷が始まり、何度か足を運んでいるという次第です。

ところで、この韓国が最近ワインブームと以前より何度かニュースになっています。きっかけは、ワインを題材にした日本の漫画だとか。
実は私もその漫画は読んでいるのですが、まさかお隣の国にまで影響を及ぼしていたとは思いもよらず、日本の漫画コンテンツの人気の高さを改めて感じました。

う〜ん・・・。と思っていたら、今日、韓国からご注文が入りました。
良かった(安堵)。ちゃんと日本酒も人気者のようです。

尾畑留美子

ご参照「食を通して日韓交流」
(NHK新潟ラジオ「朝の随想」2006年8月1日放送)

Our neighboring country KOREA and Sake
 
 
  2007年11月06日 (火)
映画会社時代の仕事が教えてくれたこと [蔵元寄り道日記]  入力者: 尾畑留美子

東京の大学を卒業して、私はそのまま東京で就職しました。
一応、大手企業と呼ばれるいくつかの会社を受けた後、最後の最後に受けたのが、日本ヘラルド映画という映画会社でした。

実は、佐渡が島には当時も今も映画館がありません(!)。
そのため、私の小学生当時の愛読書は「ロードショー」や「スクリーン」で、いつか映画三昧するんだ、と心に誓ったものでした。
夢叶って大学生になった私が初めて見た映画は、なんとリバイバルの「ベニスに死す」(苦笑)。
あれほど映画映画と思っていたわりに、かなりクラシックなものに魅かれておりました。
その後もいろいろと見てはいましたが、まぁ、普通に映画が好きな女子大生くらいのレベルです。
そんな私が映画会社を受けたって、並みいる映画マニアにはかなうまい、とも思ったのですが、とにかく面接までこぎつけました。
いよいよ面接の始まり。役員たちに囲まれて多少緊張したのですが、
「特技は?」の質問に、「きき酒です!」と答えたら面接部屋は爆笑。
そのまま、きき酒の方法やら、お酒の話であっという間に面接は終了し、1週間後、めでたく合格通知を受け取ったのでありました。

このあたりのことは、NHKラジオ「朝の随想」でも
”映画会社への就職”お話させて頂いておりますので、ご参照下さい。

さて、思いっきりクラシック映画が大好き宣言をした入社した私を待っていたのは、ハリウッド大作を宣伝する部署でありました。
文句を言う立場ではなかったので、夢中に動くばかりの日々。
映画の宣伝というのは、ひとつとしてルーティーンのものはなく、
また、何本もの映画を同時に抱えつつ、一本が三か月タームで進んでいくので、仕掛けることも千差万別でした。
大作になれば、日本からジャーナリストを連れて撮影現場に取材に行ったり、あるいは披露試写会に合わせてアメリカから監督や俳優陣が来日することもあります。
そんなことが重なれば毎日最終電車で帰ることになるのですが、
そうじゃなければ毎晩飲み歩いていたような気もしますから、
結局遅くにならないと帰らなかったということですね。

蔵に戻って、映画会社とお酒の仕事の共通点を聞かれることがありますが、ひとつだけはっきりしているのは、「正解のない仕事」「終わりのない仕事」ということでしょうか。
何もしなければ、何も動かない。決まったやり方もありません。
データで評価の決まるものでもない嗜好品ですから、
正しい答えもありません。
でも、そこがいいんですね。きっと。

映画会社にいた当時は、とても素敵な先輩や上司に恵まれていました。いろんな失敗もよくしでかしましたが、そんな時にも上司は嫌な顔せず、「謝りに一緒に行って下さい」という私にご機嫌な様子で付いてきてくれました。
落ち込む私にも、「尾畑さぁ、何もしなきゃ失敗もしないんだよ。
おまえ、何かやろうとしたからこうなったんだろ?いいじゃない。」とやたら嬉しそうな顔で励ましてくれました。
そんなことが何度あったでしょう。

今でも、当時の先輩たちにはたまに会っています。
今の私があるのは、間違いなくあの映画会社時代の経験があるからだと
思います。

(尾畑留美子)


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

「子供の頃の夢」
(新潟日報夕刊「晴雨計」2007年9月26日掲載)

 子供の頃、佐渡島に居ながらにして世界を見せてくれる番組「兼高かおる世界の旅」が大好きでした。そんな影響もあってか、小学生の頃の将来の夢は、兼高さんのように世界を紹介するジャーナリストになることでした。
 月日が経って大学に進学した私は、ジャーナリストとは程遠い「日本酒研究会」なるサークルに身を置くこととなりました。蔵元の生まれであると知った先輩一同に誘われるがまま入会したのですが、大学二年で初挑戦した全国のきき酒大会で特別賞を頂いたりと、なかなかの”蔵子”ぶりに本人もまんざら悪い気もせず、そのまま日本酒漬の四年間を過ごしていました。
 にもかかわらず、大学を卒業すると私は、洋画配給会社に就職しました。広い世界の異文化体験ができる映画の世界が好きだったのです。その後およそ7年間、主にハリウッド映画の宣伝の仕事で充実した毎日を送っていました。
 しかし、その時は突然やってきました。「蔵へ戻ろう」。なぜか頭の中が子供の頃に遊んだ蔵のことで一杯になってしまったのです。
 その時の決断をなんと言っていいのやら。「責任感」かと問われることも多かったですが、正直なところ、「本能」と答える方が正しいと感じます。
 後先考えず、とはまさに当時の状況。時はチューハイ人気の中、日本酒も作れば売れる時代はとっくに去っていました。「なんとかなる」という根拠のない自信だけ持っていたような気がします。
 そして蔵に戻って時が経ち、多少なりとも海外にもお酒を出すようになり、今、あらためて子供の頃に憧れた兼高かおるさんのことを思います。当時、日本人の海外渡航がそれほど自由でなかった時代、着物に身を包み、美しい日本語を話す兼高さんは、世界を私たちに紹介しながら、実は世界に日本を紹介していたのだと。
 広い世界と小さかった私の接点は、あの時旅番組から始まって、映画を経て今また日本酒という文化を通じてつながっています。子供の頃の夢は思わぬ形に進んでいますが、当時の気持は変わらず続いているのです。(終)


 
 
  2007年11月05日 (月)
蔵に生まれて  [佐渡の蔵元日記]  入力者: 尾畑留美子

いよいよ、酒造りの季節が本格的に始まりました。
年々、暖冬になっていく中、去年などは12月になっても、なかなか師走の感じがなくあっという間にお正月を迎えてしまった感がありました。それでも蔵にいると、ひんやりした蔵の中で緊張した空気が張り詰めているので、冬だな・・・と感じます。
当社の蔵は、とても古くて小さくて、お世辞にも使いやすいとは言えない環境です。なのですが、そんな手造り感がいいのだ、と言ってくれる蔵人たちが毎年お酒を造っています。造りが始まると、杜氏をはじめ何人かが蔵に泊まり込み、仕込みが終わるまで毎夜数時間おきに起きては酒の様子を見るという生活が始まります。よく、赤ちゃんを見るように、子供を育てるように、という言葉を使うことがありますが、実際、生きている酒たちを育むのはそのような心境なのかと思います。

この小さな蔵で、私は子供の頃よく遊んでいました。
もっと大人になってから、女人禁制などという言葉を覚えましたが、
なにせ蔵の子供は女の子が二人でしたし、田舎で他に行く場所もなかったこともあるのでしょうが、私のお気に入りの場所だったのです。

相変わらずの小さくて古い蔵で、今日もお酒が育っています。
今年初の「しぼりたて生酒」は、11月15日頃に準備が整う予定です。

(尾畑留美子)

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

「蔵に生まれて」
(新潟日報夕刊「晴雨計」2007年9月19日掲載)

 私は佐渡の造り酒屋の二女として生まれました。家はいつもほんのりとお酒の香りに満ちていて、小さな時から父が晩酌で飲む盃の中の透明に照る日本酒に興味津津でした。
 そんな子供の頃の遊び場は、酒を造る「蔵」の中でした。夏も冬もひんやりした蔵の中で、何をするわけでもないのですが、一人であちこち探検していました。ずらりと並んだ大きなお酒のタンクや神棚。それらが暗い空間の中で神妙な威厳を保っていて、子供心にも「神聖な場所」なんだと感じたものです。
 冬の仕込みが始まると、早朝から子供部屋に響く酒米の蒸しあがる音で目が覚めました。白い息を吐きながら急いで蔵に行くと、杜氏が蒸しあがった酒米を丸めて私にひょいと渡してくれます。杜氏がもう一つ米を丸めて自分の口に入れるのを待って、私もぱくりと口に入れます。硬くて特別おいしいものではないのですが、大事な作業に参加して偉くなったような気分になったものです。
 また別の日には、蔵人たちが蒸しあがった米を広げて、粉のようなものをふりかけるのを飽きもせずに眺めました。この粉は、酒造りに大切な「麹菌」です。麹菌は多くは米の表面に落ち、いくらかは空中に舞い、ふわふわ飛んでいきます。
 蔵には「蔵付き」と呼ばれる、長い歴史の中でその蔵に住みついた蔵独特の「麹菌」や「酵母」がいるといいます。酒造りの季節のたびに、そんな見えない生き物たちが、蔵の柱の陰からひょっこり顔を出してくるような気がしたものです。
 その麹菌や酵母の働きで、しばらくすると酒の発酵が始まり、タンクの中の表面では泡がプクプクとふくらみます。杜氏や蔵人の真剣な顔をよそに、お酒のいい香りを追いかけて蔵の中を駆け回っていました。
 その蔵は今もほとんど当時のままです。昔はあんなに大きく感じたのが嘘のように、小さくて古い空間。でも、この蔵に一歩入ると、子供の頃と同じ空気を感じます。
 蔵に生まれて---私の原風景はここにあるのだと思います。(終)

 
 
  2007年11月03日 (土)
旅する地酒〜ロンドンIWC受賞式に参加 [旅する地酒]  入力者: 尾畑留美子
9月のお話です。古い話で恐縮です。
(何せ始めたばかりなのに、お話したいことは結構たまっておりまして、しばらくは時系列がばらばらになりそうです。お許しを。)

今年の9月、ロンドンに行ってまいりました。
世界最大のワイン品評会、IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)の受賞式に参加するためです。
この品評会は世界中から9000を超えるワインが出展され、ワイン・マスターらが審査することなので権威のあるコンテストとして知られています。そのコンテストに今年から日本酒部門が新設されるとあって、春頃から新聞やテレビでも紹介されていました。
初年度の今年は全国から228点の日本酒が出品されました。
そしてその審査結果が発表されたのが、忘れもしない5月22日の
ことです。
その日、私は海外から帰国して、成田から新潟まで戻り、ひとつ会合に出てやっと帰社したところでした。
ホッとしてイスに座ったとたん、一本の電話が鳴りました。
それが「真野鶴・万穂」金賞受賞の一報だったのです。
全国で11蔵が金賞受賞、新潟では唯一の受賞でした。

それから夏を超え、秋を迎え、受賞酒を抱えてロンドンに行ってきたのでした。このばたばたの顛末や珍道中については、またの機会として、受賞式の様子に下記のエッセーに書きましたので、ご覧ください。

(尾畑留美子)

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

「万穂(まほ)、ロンドンに行く」
(新潟日報夕刊「晴雨計」 2007年10月10日夕刊より)

 9月12日、霧の都ロンドンには珍しい快晴の一日。この日、世界最大のワイン品評会、インターナショナル・ワイン・チャレンジの受賞パーティが開催され、出席してきました。
 当日の主役は各国でメダルを受賞したワイン、シャンパン、そして日本酒です。私も木箱にうやうやしく鎮座した金メダル受賞酒「真野鶴・万穂」を日本から連れていっての参加です。
 午後7時、会場の老舗ホテルに到着。広間には、世界各国から集まったワイン関係者約750人がシャンパン片手にタキシード、ドレス姿で、まるで映画のシーンのようです。日本からは新潟、広島、神戸などの9蔵元、現地の邦人関係者を含め、20人。こちらは少し緊張した面持ちで、着慣れぬ羽織袴・着物に身を包んでの登場です。
 午後8時、ディナー開始の合図とともに、みな自分のテーブルに着席します。卓上はシャンデリアの光を反射するグラスとシャンパン、ワインが宝石のごとく輝いています。その宝石箱の真ん中に、日本から連れていった酒を静かにおいて、おもむろにワイングラスに注ぎ、「日本酒で乾杯!」
 万穂、ロンドン・デビューの瞬間です。
 コース仕立てで進んでいく料理とともに、各地の受賞酒をみんなで試していきます。どれも個性的で味わい深く、国際的な舞台に引けを取らない存在感を見せています。
 実はこの「万穂」の名は、私が12年前に蔵に戻った時のベテラン杜氏、松井氏のお名前。杜氏が醸す酒同様、稲穂が満ちるような味わい深い響きが大好きで、いつかこの名前を使わせてもらおうと大事に温めていたものでした。
 今回、その名を付けた酒が見事に金メダルを受賞。世界各国のワイン関係者に囲まれて、「万穂」はどんな気分だったのだろうと思います。
 今秋、この酒の英国への出荷が始まります。貴重な国際舞台を経験させてもらった「万穂」が、ロンドンで元気に活躍する姿を願うばかりの私でした。(終)


 

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